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木曽馬牧場☆ 後編

小雨の中、樹海コースに出発。
樹海コースは、青木が原樹海のすぐ側道を通るようなコース。
林の中、畑の合間を通り、途中道路を横断。
 
林の中には佐久平の外乗同様に、ソーラーパネルが大量に設置されている土地がありました。
昨年の秋ごろまではススキが生い茂っていたそうです。
その場所が一掃されて、ソーラーパネルが設置されてしまったと。
馬たちの休憩場所だったのに、来てみて吃驚したと牧場の方が仰っていました。
馬は、ここに来ると休憩するということをしっかり覚えていて、
ススキが無いのに、この場所を立ち寄るとソーラーパネルを囲う柵の中へ入ろうとするとか。

山の中にソーラーパネルを設置しても、あまり日が当たらないと思うのですが……。
あとやっぱり、粗大ゴミなどの放棄があるようです。
随分と前から問題になっていますよね。樹海でも。
ボランティアの方が撤去作業を行ってくれているようですが。。。
とっても悲しいことですね。ますます自然が無くなっていってしまう…。

それと連日、鹿と遭遇していたそうですが、今回はなぜだか全くと言っていいほど、
野生動物の姿は見られず……。雨だったからか?
それとも私の前に数人のグループが通っていたからか?
外来種の鳥の鳴き声はよく聞こえました。

樹海の中は、落ち葉やら草やらで地面が平らに見えますが、
実際は溶岩のごつごつとした地形なので、馬が足を取られたり、
馬一頭まるまる落っこちてしまうような穴が空いていたりするそうで、
外乗では、中には入らないそうです。

実は私、勘違いしていて、樹海の中に入れると思っていたので、ちょっぴり残念でした。

和種の速歩は、中間種よりもテンポが速い気がします。
反動自体も小さいですが、暢気に立つ座るの軽速歩なんてやっていられないくらいで、
常にお尻を浮かせていた方が、余程、安定して乗れる感じがしました。

駈歩の際には、
和種独特の乗り方(和式?)である<立ちすかし>というものを体験しました。

和種の小柄な体格、走り方に合った乗り方で、
鐙の上に立ち、お尻を鞍に付けない乗り方です。

支えるのは鐙と、脹脛。
流鏑馬などで見るように、人間の上体はぴたりと動きません。
後ろからスタッフの方の姿を見ていると、姿勢がとっても美しいんです。
上体も、腰もお尻も微動だにしない。脹脛で支えて、腹筋背筋で支えて。
反動は膝で受け止めるような印象でしょうか。

レッスンでは、膝は締めず、馬体に真っ直ぐに添わせるよう言われますが、
それとは違い、馬の前足、肩の動きを邪魔しないよう開く。

和種に合わせた乗り方、という言葉がしっくりきます。
馬にとっても、人にとっても、最適な乗り方。

最初はバランスが取れず、鞍についているホーンを掴まってと言われ、
何度か掴まりながらやる内に、何となく付いていけるように。
姿勢自体はへっぴり腰になっていたような気がしますが、その辺は良しとします。
でも真っ直ぐ上に立つというよりも、
頭のてっぺんから紐で斜め前に引っ張られて立つ、というような方が合っています。
気持ち前傾に、という感じかな?

馬が走り出してからは、比較的安定して乗れた気がします。
走り出しと、速度を落としていく時に、バランスが崩れやすいです。

駈歩、あっという間でした。速かった~!
流鏑馬はもっと速いそうです。一度、流鏑馬を間近で見てみたいものです。
牧場では「流鏑馬スクーリング」も行っているので、
機会があれば参加したいな~。でも遠いな~。
 すぐ気軽に行けるような距離じゃないので、しっかり計画していきたいと思います。

駈歩とっても気持ち良かったのですが、途中、大きな水溜りに踏み込んだ時に泥水を被り(笑)
でもあれは避ける場所無かったから、仕方ない。楽しかったから良いのです♪

牧場に戻る頃には雨も大分、本降りに。
天気が残念だったし、樹海コースしか回れなかったのですが、
とりあえず木曽馬牧場に行く、という目的は果たせた七夕でした。
 


和鐙という奴でしょう、たくさん引っかかって置いてありました。
流鏑馬が体験できるところ、もう少し近場に探してみます。
神奈川県のSB牧場さんか、茨城県Yホースパークさんかな~。
他にあるでしょうか。鎌倉辺りに、無いかな。


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無題

  • うみ
  • 2015/07/11(Sat)22:04:26
  • 編集
いいですね~ 
相変わらずアクティブに外乗を楽しんでいられて 
羨ましい限りです。

木曽馬 まだ一度も乗ったことないです。
優しい顔していますよね、木曽馬って

流鏑馬!!
一度は挑戦してみたいと思っていました。
「行け!!ヤックル!!」っとか言いながら乗ってみたい
流鏑馬の記事 楽しみにしていますね。

うみさん

  • 真琴
  • 2015/07/12(Sun)13:28:58
  • 編集
うみさん、こんにちは♪
お天気は残念だったのですが、念願の木曽馬でした(*^-^*)

本当、優しい顔立ちをしていますよね~。
人懐こい感じもあるし、気性の穏やかな馬、という言葉に納得です。
胴長短足の可愛らしい姿で、日本人の体格や性格に合った馬でもあるのかなあなんて思ったり。
昔は、農家などで飼っていたんですものね~。現代では、馬に限らず動物と人の共生が難しくなっていますね。

流鏑馬、一度体験してみたいですよね~!
その気持ち、分かります(笑) 弓なんか持ったら、違う世界に入り込んだ気分で興奮しますね! そ、その内…スクーリングに通っちゃってるかもしれません!
その前に、手綱やホーンに頼らず、姿勢を保っていられるよう鍛えないと。。