騎射体験1
先日の台風18号の被害、被災者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
9月12日(土)
本日、神奈川県小田原市、
SB牧場さんで行われた「馬.上.弓.く.ら.べ.ス.ク.ー.ル」に参加してきました。
まったくの初参加は私、あと殺陣師さん方二名。
その他はベテランの方々で、全員で二十名近くの参加者がいました。
人見知りであり、初対面の方との会話が苦手な私としては、
初めて行く場所は特に緊張してダメだし、
仲間内でわいわいしている雰囲気の中でちょっと居辛い感じもありましたが、
先生はじめ、スタッフの方々、参加者の先輩方に優しく指導いただき、
何とか、一日の体験を終えることができました^^;
有難いことです。そして何より、とにかく楽しかった! というのが率直な感想。
天気も良く、SB牧場からの眺めも最高で♪
あんな場所とは思ってもいませんでした。
と~ってもいい雰囲気の場所です。
ただし、あの辺は車がないと何もできない位置ですね(笑)
初参加の人は、午前中は講義+弓の練習。
アーチェリーと和弓との違いや、構造等のお話は、
全くの初心者でも分かりやすくさっくり話していただき、
興味を持って聞くことができました。
和弓の写真か何か見ていただければ分かりますが、
握りからの長さが、矢を番える位置を中心にして上が約2/3、下が約1/3で、上の方が長いです。
馬上からでも馬の邪魔にならない構造になっているだとか、諸々理由はあるそうですが、
射程が広く、長く飛ばせる構造であるそうです。
洋弓はほぼ対称で、弦の位置が弓の真ん中。
アーチェリーとかで見るように、握る部分が湾曲していて、
何もせずとも矢自体が直線に飛ぶようになってる。
これに対して、和弓は握りの部分の右側に矢を番えるので、
そのまま打つとどうしても右側へ飛びやすいとのこと。
そこで、弓を持つ左手を反時計回りに回転させることで、真っ直ぐ飛ばすことができる。
左手首をバネのように内側に動かす、というか張るというか、
先生は「スプリング」と言ってました。外国人にはこの言葉が一番理解してもらえた、と。
あとは、矢の種類や羽根の効能とか、
持ち方から姿勢、射ち方、腕の動かし方など説明してもらい、実践。
正直、この弓の練習だけでも面白くて、
それだけでお腹いっぱいになった気分でした。
弓道は型や作法が流派ごとにあるわけですが、
これは「弓道」じゃなく、「弓術」なんだということを仰ってました。
これにはなるほど納得でした。
「弓術」なので、目的は「実践」な訳です。
あと姿勢に関しては、馬上なので、力士が四股を踏むような形が良く、
膝と腰を使って、反動を受け止めて、上体はぴたっと動かさない。
たとえば上を狙ったり下を狙ったりと狙いをあちこちに動かすとしても、
弓を引く上体はそのままでした。
肩は水平に、肩甲骨を内側に寄せるようにすると良いと。
自分が思ってる以上に、肩が下がってしまってます。
やはり姿勢が一番大事なんだなと思います。
お昼休憩を挟み、午後は初参加者も外で馬に乗って、騎射体験。
これが、地上でやるのと馬上でやるのと、ま~ったく違う!
二走ほど弓を持ってやらせてもらったのですが、一発しか、打てませんでした><!
皆さん駈足で、一見軽々と打っているように見えるんですが。。。
タイミングがいまいちよく分かりません。
分からない上に焦って手元が疎かになって、弓が引けない。
もう何度かやれば、感覚が分かりそうな感じでしたが、回数に限りがありますし。
自前の弓を購入して、家でも番える練習をしたいくらいです。
まあそれは置いておいて、次回のスクールも参加したいと思ってます。
このままだと消化不良になりますのでね^^
次回は10月31日とのことで、ひと月以上空くと、
どうせ今日習ったことも体から忘れて無くなっちゃうんでしょうけれど、
イメージトレーニングだけはしていけたらなと♪
あと、今日はとにかく緊張して必死だったので、
次回余裕があったら写真も撮りたいものです。

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無題
- うみ
- 2015/09/19(Sat)22:32:12
- 編集
ほんっっとに 羨ましい
和弓の上下の長さの違い・・・
そんな意味があったのですね~
納得です
ただ、、、そんな機能的な事より何より
和弓って 美しいんですよね~
弓を高く上げてからの 射るまでの一連の動作も
見ていて 凄く美しい
まさしく””和””です!!
日本万歳です!!!
(・・・すいません 週末なので酒飲んでコメントしてしまいました。)
真琴さん 素敵なシルバーウィークを!!
うみさん
- 真琴
- 2015/09/20(Sun)13:08:12
- 編集
本当に楽しかったですよ^^!
確かに、和弓の造形美にはハッとさせられますね。
一連の所作には一つひとつ理由があって、無駄がないのでしょう。だから凛としていて美しく見えるのかなと思います。こういうのも、日本独特の美意識のようなものでしょう。
熟練の方の動作や仕草を見学しながら、うっとりしてしまいました。
機会があれば、うみさんもぜひこの感動を体験してみてください^^♪