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89・90鞍目、AYライディングクラブ2

前回レッスンで乗ったのが1月ということで、時間が空いている話をすると、
基本的なことの確認、調馬策をつけて軽速歩、速歩を行いました。

2鞍とも、開始15分ほどは常歩で馬場内をぐるぐる。
拳の位置が、ハミから手綱、肘に一直線になるようにということで、
もう少し低い位置で…と。拳の高さ、位置、再確認です。
色々と忘れている部分が多い…(一一")
あと、手綱を握るのに、しっかり薬指の付け根辺りで握ること。

★馬とのコンタクトを取るための手綱の長さ、手綱を詰める必要性について。
・拳の位置は前後に動かさず、馬の重みを感じられるくらいまで張る。
・買い物袋を伸ばした腕の先にぶら下げているような感覚で。
・馬の頭が持ち上がり、首が柔らかく丸まった状態が良い。
・左右同じ長さで詰めるように。
 
最小限の力で指示を出せるように。

視線は5m先を見るような気持ちで。
思えば、私はついつい馬や手元を見下ろしがちです。
視線が下がると、重心が前に行く、背が丸まってしまう、体が固まる、悪いことばかりです。

速歩から常歩、停止までの流れでは、手綱を引くだけでなく、
ふくらはぎで圧迫しながら、手綱を控えていくこと。

★半減却(ハンゲンキャク)について。
・まずは座ること=騎座、坐骨で馬の背の動きを感じること。
・ふくらはぎ圧迫=後脚への推進合図。
・手綱を控える=停止合図。

牛の碁盤乗りのように、脚を揃えて停止できると美しいですよね。
手綱で前脚を停め、脚合図で後脚を前に出した状態にする。そんなイメージです。
スムーズに停止することができます。

これは停止のための合図だけでなく、
速歩から駆歩を出す際など、スピードを調整する時にもこうすることで、
自然な流れで次の動作に移行できるとのこと。
急発進、急停止は馬にも、人にも負担になります。

★速歩のリズムについて。
軽速歩時、立つ・座るを繰り返しますが、
手前合わせの際も馬が走るリズムを崩さないように。
速歩でも、馬がだらだら走っているか、しっかり足を踏み込んで脚が揃っているか、では全く違います。
馬の脚がキレイに揃った状態で、一定のリズムを保って走っている状態にすること。
これは手綱と脚扶助で微調整。

軽速歩じにリズムがなかなか取れないっていう人は、
たとえば「ケン、ケン、パ」のリズムで座る・座る・立つ、
というように手前合わせをするとちょうど良いとか。

良いリズムで走っていても、手前変換の時に姿勢を崩したりリズムを崩しては勿体無いです。

★正反動について。
今回、鐙を脱いで行ってみると、反動の抜き方(?)が何となく掴めた気がしました。
鐙があるとどうしても鐙の上で足を踏ん張るような形になっていたのだろうと思います。
そうすると体が変に強張って、余計にぼんぼんとお尻が跳ねる状態になってしまうかと。

鐙を脱ぎ、脚をすとんと下に伸ばした状態で速歩をすると、
鞍の上で自分の体重が一番どこに掛かっているかが分かりやすくなります。
脚の付け根、鼠経部辺り~坐骨といいますか、その辺りが一番鞍に密着します。
そこから伝わる反動が、上体へ伝わります。
無駄に力まないよう、馬の動きに合わせるようにすることで、
お尻が跳ねるようなことはなく、「反動が抜ける」状態を体験できました。

鐙の長さも目的に応じて、それぞれ理屈があるんですよね。
たとえば簡単に言うと、、、
鐙が短いと、脚を縮める動作の必要はなくなり、脚圧迫のひとつの動作だけで合図が出せます。
障害を飛ぶ時に、脚を縮めた状態から、立つだけ(一動作)で済みます。
逆に鐙が長い状態というのは、脚を伸ばす動作がなくなります。

うまく文章にまとまらないのですが、こういった内容の説明を受けました。
反復練習も大事ですが、「質」も大事です。
意味を理解して行うか、意味が分からないまま行うか、、、
有意義なレッスンにしたいものです。

鐙を脱いだ状態で速歩をし、その後、少しだけ鐙を伸ばして再度速歩に挑戦。
ぽんぽんお尻が跳ねてしまっていたのが、かなり改善されました。

鐙を踏む足元を柔らかく、力を抜くということがとても重要だと思います。
踵を下げて、力を抜いて、と思ってやっていたことが、逆に全身をガチガチにしてしまっていたのかなあと思います。
鐙には、ふわっと軽く足を乗せる・添えるような気持ちの方が良いかもです。
そして、ふくらはぎを馬体に添わせる。
 
ビジター レッスン時間が35分なので、ちょっと短いなあという印象ですが、
ワンポイントアドバイスと考えれば、とても密な内容、収穫が期待できるレッスンだと思います。

 



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