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49鞍目

12月28日(月)

10:00~
パートナー:イェルテ
七歳の新しい馬です。可愛いというか、イケメンですね。
脚扶助に、素直に反応してくれます。嬉しいことに、鞭もあまり使わなかったです。
もう一頭は女性の方とレタス。

先生によって、鐙の長さはどの位が良いのか、当然ですが考えが違います。
もっと長くして良い、とよく言われるのですが、
短いと膝が曲がってしまって窮屈になり、
軽速歩で立つ座るの時に足自体が前後に動き、鐙が深くなる原因になる。
馬上でも、足自体は地面に立っているような自然な状態が良いと。

でも長くすると長くしたで、しっかり鐙が踏めないと同じ事になります。
だから自分の体がどこにあるか、重心がどこにあるか、どんな状態か、
それが分かるようになってから、鐙の長さを一番合うところに調整していけば良い、
始めは短めでも良い、と言う先生もいます。

どちらの話も、ご尤もな話なのです。
一番は、基本の姿勢がちゃんと出来ているか、なのかなと思います。
なので今は鐙を調節する前に、鐙を脱いだ状態で脱力し、
足を内転させて、膝を添わせるように意識してから、
鐙の長さを踝あたりに調整するようにしています。
姿勢を注意して、ちょっとずつ様子をみながら、長く調節していこうと思ってます。

停止時も、脇を締めて体勢が整ってから手綱を控えるように、とまた注意されてしまいました。
気を付けないと、手元だけで停めようとしてしまいます。
脇締めて、手綱握って、それでもだめなら、手綱を握る手の平を内側に向けるようにする。
ハミの動きを感じて、停まった馬が力を抜いたら、手綱を緩めてください、と。

これが完全に身に付くまで、何度乗れば良いのやらですが、
とにかく一つひとつの動作を、丁寧にやっていきたいものです。
それだけが上達への道ですよね。地道に地道に。

元気な常歩に、とよく言われる言葉ですが、
ただ単純に、速度を速くすることとは違います。
馬のやる気を出させた上で、速度は人間が調整すること。
脚扶助をしても、まだ速く行っては駄目だよと手綱を控えておくこと。

車のエンジンの例えで、エンジンが掛かるまで合図は止めないでください、と言われました。
車を運転する時だって、そうですよね、と。

また、脚扶助の出し方では、脹脛~踝、踵の側面を当ててから、
膝を開いて、強く踵の一点が当たるようにしますが、
今の内に、きちんと身に付けるようにしてください、と。
ただただ踵で蹴るような合図をしている人が、例えば拍車を付けた場合には、
拍車の一点が強く当たり過ぎてしまって、馬を驚かせたりイライラさせることになってしまいます。

脹脛~踵までの広い面を当てて、それから踵の一点。
徐々にじわじわ~と馬に伝える。合図は弱いものから、というのは基本ですからね。
弱い合図で動かなければ、徐々に強くしていく、とのこと。

最後は一人ずつ騎乗で、もうお一方の女性は輪乗りを。
私は軽速歩での速度調整を。
イェルテの反動は、速度が出ていてもテンポはゆっくりめでした。
素人目ですが、乗りやすい良い馬なのではないかと思います。

速度を落とす時には、
自分の中で馬の動きがゆっくりになるようなイメージをして、
自分の動きもゆっくりめにして、少し前に出していた体(重心)を起こす。
それだけで、速度を落とすことができます、と。
逆に速度を速くしたい時には、ジョッキーのように心持ち、前傾に。

実際にやっている内に、速度の変化が分かりました。
確かに、これだけでも違います。
なんか…すごいな、とただ感動。そして素直な反応の馬に感謝。



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